夢や希望がない人こそ名門大学を目指せ
大学は手段にすぎない!「戦わない」受験勉強法②
後々の選択肢を広げるため
「あの大学のあの学部であのテーマを勉強して、あの仕事に就きたい」というしっかりとしたビジョンがある人は、その大学を目指せます。しかし、そうでない人もたくさんいるはず。その人たちは、夢の実現という目標が定かでないのに、大学という手段を選ばなくてはならないのです。かくいう私も、その1人でした。
当然のことですが、受験の日は決まっています。夢が見つかるまで待って、なんてお願いは聞いてもらえません。ではどうしたらいいか。
高校生の私が出した結論は、後々の選択肢が広がりそうな、つまり「ツブシ」が効きそうな一流大学に合格しようというものでした。
合格という1つの結果は、揺るぎない事実として世間に認められ、将来できることの範囲を広げてくれます。いつか本当の夢が見つかったとき、それを実現できる確率が高くなります。これも立派な、手段としての大学のあり方だと思います。
夢はあるに越したことはないです。でも、時間に追われて無理やり作るものではないですよね。だから、今はとりあえず将来の自分のために、なんとなく少しだけがんばってみませんか。
というわけで、「やりたいことが見つからない人こそ、一流大学合格で『ツブシ』を効かせるべし!」
これが、私の持論です。
〈『「戦わない」受験勉強法』より構成〉
- 1
- 2